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609
Oct. 20, 2026

第609回:GoogleUGC新制度から見える「今Googleが欲しいもの」とは?

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 早速今回のテーマですが、「検索数の多い話題を追ってコンテンツを作る」というトラディショナルなSEOにおける戦術。コンテンツSEOのためのキーワード調査。それは意義のあるものではありますが、今も時代、それだけでは、お客さんが本当に知りたいことに応えきれなくなっていると感じます。 お客さんが何に困っていて、自分たちはどんな経験や知見を提供できるのか。そこをきちんと発信する重要性が、これからますます高まるのではないか、そしてGoogleが新しく始めたUGCの制度がそれを裏付けていると感じました。 「お客さんの声に応えましょう」という話自体は、私もよくします。ただ、そう言われても何をすればいいのか分からない、費用対効果を社内で説明しにくい、という難しさがありますよね。 というわけで、今回は、 Googleの新しい取り組みを手がかりに、中小企業が顧客理解と情報発信をどう進めるか を考えていきます。ぜひ最後までお聞きください。 新しく始まったGoogleのUGC Fresh Data Progra...
608
Oct. 14, 2026

第608回:Google Discoverの変化とGoogleのAI検索”以外”まで視野を広げることの必要性

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 Google Discoverという名前は知っていても、普段は使っていない方もいると思います。私も、実はほとんど使っていません。ところが、Google Discoverに関する求人情報を見ていくと、GoogleのAIを検索画面だけで考えていては、見落とすことが増えそうだと感じました。 今回は、Google Discoverがどう変わりそうなのかを手掛かりに、Googleを通じてお客さんとどうつながっていくかを追いかけていきます。 もちろん、求人に書かれた構想と、すでに使える機能は分けて見ていく必要があります。確定した仕様の紹介ではありません。ただ、今のうちに何へ目を向けておくかを考える材料になります。Googleがどこに行こうとしているのかを早く知ることは重要です。 Google Discoverの求人から見る変化 今まで:興味に合う記事を推薦する場所 Discoverは、Googleアプリなどで、興味に合いそうな記事や情報が並ぶ場所です。自分から検索語を入れなくても情報を受け取れます...
607
Oct. 10, 2026

第607回:AIとSEOの話題でありがちな「トラフィック量」基準での比較の問題点について

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 AI対策とSEOの話、どっちの優先度が高いのか AI対策(LLMOやGEOと呼ばれる)とSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の話、どっちの優先度が高いのか、さらに言えばやる意義があるのかについては、SNSなどでも熱量の高い議論にもなりがちです。 これについては様々な観点もありますし、データで分からないことも多いため、簡単に決められることではないと考えています。 ただ、この切り方はちょっと気になっている ただ、時々見る「どちらからサイトへ来る人が多いか」という観点での比較、具体的には AI経由のトラフィックは検索経由より遥かに少ない、Google経由の何十分の一しか無いんだ AIツールのサイト自体のトラフィックは少ない、利用者なんてそんなものなんだからSEOをやっていればいいんだ といったような、トラフィックベースで考えるのは、いろいろな麺で適切ではないと思っています。(そもそもアプリ経由が多いAIサイトのトラフィックを見てどうするんだと...
606
Oct. 6, 2026

第606回:なぜサイバー攻撃は強力に?AIパワーだけではない”犯罪の分業化”という背景と、中小企業がおさえるポイント

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、犯罪者が足りない技術や人脈を外注できる「犯罪の分業化」と、中小企業が備えておきたいことをお伝えします。 最近、セキュリティ関係のニュースが続いていますよね。私もタイムズの情報漏えいの対象に入ってしまいまして、「当選」のメールが届いてしまいました。そのメールだけがきっかけではありませんが、最近の事件を見て、一度お話ししておきたいと思いました。 ニュースでは「AI(Artificial Intelligence:人工知能)が発達したから」「AIで簡単に攻撃できるから」という紹介をよく見ます。もちろん、それも一つの要因です。ただ、AIの進化以外にも、押さえておきたいポイントがあります。裏で進むサイバー犯罪の分業化にも、目を向けておきたいんです。 →サイバー被害について情報を自動収集・更新するページを作りました、ご利用ください 最近話題の事件を振り返る 最近、セキュリティ関連のニュースが多いですが、やはり大きいのはタイムズ・パーク24でしょう。私のところにも10月に入ってから、「法人会員の...
605
Oct. 4, 2026

第605回:Google検索の将来に、中小企業はどう備える?顧客理解を今から積み上げる理由

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、Googleが目指しているものを踏まえて、企業は何を準備すればよいのかをお話しします。目先の検索対策も必要ですが、5年、10年という長い目で、今から積み上げるものを考えておきたいんですね。 GEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)やLLMO(Large Language Model Optimization:大規模言語モデル最適化)など、新しい対策の話が次々に出てきます。短期的に効く施策を否定するつもりはありません。ただ、今のAI(Artificial Intelligence:人工知能)オーバービューやAIモードへの対応を続ければ、そのまま将来にも対応できるのか。現在の機能への最適化と、長期的な備えを分けて考える必要があると思っています。 旧来の検索結果が対話型AIの検索結果になる、だけではない 私も現場で、Search Consoleの表示回数が大きく増える一方、CTR(Click Through Rate:クリック率)が大きく下が...
604
Sept. 30, 2026

第604回:GoogleのSAFEをどう見るか。AIで量産する前に、自社と外注先の制作を確かめる

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、Googleが公開したSAFE(Scaled Abuse Forensics Examiner)という研究を通じて、自社や外注先が、コンテンツをどう作っているか確かめておきたいという話をします。 自分たちでスパムをやっているつもりはなくても、外注先に頼んだ仕事が、実はそうなっていることがあります。新しいお客様にお話を伺うと、「費用も高くないし、効果があるという営業を受けたので、任せたままなんです。内容はよく分かっていません」と言われることがあるんですね。知らないうちに、問題のあるやり方を続けているかもしれない。今回は、その点も気にしていただきたいと思っています。 AI(Artificial Intelligence:人工知能)を使えば、記事や動画を大量に作ることは本当にできてしまいます。作るだけなら簡単ですが、それが負債になり、最悪の場合、Googleからの流入を得られなくなることもあります。今やっていることや、これから受ける営業をどう判断するか。そのために、Googleが何を調べようと...
603
Sept. 27, 2026

第603回:自治体のAI研修から、社内で使われるところまで。報告書が1時間から5分になった事例を読む

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、自治体が行っているAI(Artificial Intelligence、人工知能)の支援と、福岡県北九州市の訪問看護会社の事例をご紹介します。「自社でもAIを使いたいけれど、どう始めればよいか」と考えている中小企業の方へ、研修を受ける入口と、会社の中で使ってもらうまでの話をお伝えできればと思います。 何から始めるか迷っているなら、自治体の研修に触れてみる うちはAI支援だけを行う会社ではありません。ただ、Webの仕事をするうえでもAIを避けて通る理由はないので、一緒にお伝えしています。その中で感じるのは、国や自治体の力の入れ方の強さです。Webサイトが増えていった2000年代前半にもセミナーはいろいろありましたが、今はそれ以上ではないかと思うくらいですね。 無料の説明会や支援、補助金など、全国のいろいろなところで取り組みがあると感じます。少し前は、議事録を取る、文章を直すといった、比較的やさしい内容が多い印象でした。ところが今は、実際に業務を自動化するところまで扱うものが出てきています...
602
Sept. 24, 2026

第602回:Search Consoleの数字をどう見るか。前年比を鵜呑みにせず、今の状況を確かめる

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、Google Search Console(サーチコンソール)とどう向き合うかという話です。Google アナリティクスと並んで、Webサイトを運用している方なら使うことが多いツールですよね。ただ、サーチコンソールを、長い期間の成長を正確に比べられるデータ分析の基盤だと思わない方がいいと、私は考えています。 GA4(Google Analytics 4)のようにデータがたまり、昨年や一昨年と比べられる。しかも、どんな検索語句で表示され、何回クリックされたかという、Googleが持っているデータを見られる。だから、表示回数やクリック数をKPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)にしている方も多いと思います。問題は、その数字が増えたことを、そのままサイトの成長と受け取ってよいのかです。 長期の成績表として見る前に、数字の限界を知っておく 別に、Googleを悪く言いたいわけでも、サーチコンソールが壊れたと言いたいわけでもありません。以前はウェブマスターツ...
600
Sept. 15, 2026

第601回:中小企業のAI導入、成功事例はどう使う?改善率をそのまま自社に当てはめない理由

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)導入の成功事例や調査を、自分たちの会社でどう使えばよいかという話です。結論から言うと、成功事例は、自社で試していくための出発点だと考えていただきたいと思います。 AIの導入が進んだといっても、文字起こしなどの用途にとどまる会社もあれば、全社で使う会社もあり、温度差があります。その中で「生産性が何パーセント上がった」というニュースを見ると、同じことをすれば自分たちも成果を得られるのでは、と思いますよね。失敗を避けたいから、先に成功事例を知りたくなる。ニュースや事例ページも、そう感じる構成になっていると思います。 ただ、今回は「成功事例を疑え」という話ではありません。調査や事例を参考にしながら、うちではどうするかを考えて動く。その必要性を、研究の結果と、私が現場で見てきた違いからお話しします。 成功事例の「試行錯誤」を読み飛ばさない 私もすべての事例を見ているわけではありませんが、多くの場合、書かれていないところで思いどおり...
600
Sept. 8, 2026

第600回:会社にAIを浸透させるには?人が力を注ぐ仕事から、任せる役割を考える

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)を会社へ入れるときに、「仕事を取られる」と受け止められる職場と、うまく一緒に働ける職場の違いについてお話しします。あくまで、私が中小企業の現場で感じていることです。普遍的な原則というより、自社で考えるきっかけとして読んでいただければと思います。 うちのお客さんは中小企業がほとんどで、Web担当者も兼務という方が多いんですね。私は、むしろ兼務の方がよいと考えています。現場を知り、実務が分かるからです。お客さんに価値を届ける現場に近い方が、Webを仕事に生かしやすいと思っています。 AI導入が「仕事を増やされる話」に聞こえていないか AIと人間では、仕事の領域が重なります。これまで人がしていた仕事の一部をAIに任せるのですから、完全に別々の領域へ分けることはできません。 そこで、「人員削減をするのでは」「もう人を採らず、自分たちがAIを使って何倍も働くことになるのでは」という不安が出てきます。働く時間が何倍にならなくても、新...
599
Sept. 3, 2026

第599回:次もWordPressでいいのか?中小企業が保守体制と更新内容から考える選び方

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、中小企業が次のサイト更新でもWordPressを選ぶべきか、その判断材料をお伝えします。いま使っている方にも、これから自分たちで更新できるサイトを作りたい方にも、一度考えていただきたい話です。 WordPressを悪く言いたいわけではありません。私自身、かなり古いバージョンから使っています。あくまで、皆さんが安全に運用し、事故に遭わないためにはどう考えたらいいかという観点です。 「いまWordPressだから、次も」で決めない 昔はMovable Typeが先行していた時期もありました。私の記憶では、途中でライセンスが有料になったこともあって、無料で使えるWordPressへ移る流れがありました。プラグインもどんどん充実して、いまでは自分たちでインストールするCMS(Content Management System、コンテンツ管理システム)として、事実上WordPressがまず候補になる状況だと感じています。 WordPressは、Web制作の仕事を本当に変えたツールです。手作業で...
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Sept. 2, 2026

第598回:GoogleのAI検索から自社サイトを除外する?中小企業に安易な変更を勧めない理由

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。GoogleのAI(Artificial Intelligence、人工知能)検索機能から、自社サイトを除外できる設定について、ご質問をいただいています。今回は、一般的な中小企業が、この設定をどう考えたらいいかをお伝えします。 先に私の考えをお伝えすると、一部の特別な事情がある会社を除いて、AIオーバービューやAIモードから自社サイトを外すのは、デメリットしかないのではないかと思っています。何を止められる設定なのかを、まず分けて考えてください。 AI検索からの除外と、学習の拒否を混ぜない Googleは2026年8月31日、Search Consoleの「Search generative AI」という設定を、全世界のWebサイトへ提供したと案内しました。対象はAIオーバービュー、AIモード、Discover内の生成AI機能です。自社サイトのリンクや内容を、これらの機能に含めるかどうかを選ぶ設定です。 参照:Google Search Consoleヘルプ:Search generative...
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July 22, 2026

第597回:中小企業のAI投資は「人」より「タスク」でROI(投資対効果)を見る

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) AIの利用量やトークン量だけでは、投資対効果を判断してはいけない理由 作成時間だけでなく、確認・修正・承認まで含めて効果を測ることの大事さ AIを使える「人」ではなく、効果が出る「タスク」へ投資する重要性 社内に軋轢を生まず、継続してAIを活用するための見方 今回は、中小企業がAIの投資対効果、いわゆるROIをどう判断すべきかを取り上げます。 AIにかかる費用は、月額料金やAPIの利用料だけではありません。AIを使って何かを作る前の準備から、作った後の確認や承認まで含めて、会社全体の仕事が本当に改善したのかを見る必要があるんですね。 今回の話題のきっかけは、OpenAIが2026年7月14日に公開した、エージェント型AI時代の投資管理に関する記事です。 エージェント型 AI 時代の AI 投資管理方法 | OpenAI https://openai.com/ja-JP/index/managing-ai-investment...
596
July 13, 2026

第596回:画像生成AI活用はもうマスト、注意すべきは制作過程・トレーサビリティ

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 画像生成AIで作った広告クリエイティブ、それにともなうコンテンツを、いまどう捉えるべきか SNS上の反発だけで利用可否を決める危うさ AI活用で管理すべきなのは、制作過程とトレーサビリティ 「AIかどうか」の上位概念としての、買い手からの信頼設計 今回は、画像生成AIなどを使って広告やWebサイトのコンテンツを作ってよいのか、という話です。 このテーマは、まだ扱いづらいと感じる方が多いと思います。SNSではAIを忌避する声が目立ちますし、著作権への不安もあります。社外的には使えそうでも、社内に懸念を示す人がいて動かしづらい、という話も実際によく聞きます。 先に結論をお伝えすると、一般的な領域では、広告やコンテンツ制作への生成AI活用を検討できる段階に入ったと私は考えています。 ただし、「活用できる」という結論だけを受け取ると、間違った判断をする可能性があります。 著作権などの基本的なルールを守ることは当然です。加えて、AIを...
595
July 2, 2026

第595回:労働供給制約社会に備えて…どこを業務効率化すればいい?「未来予測2040」からムダの代表例を押さえる

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 労働供給制約社会で、中小企業が考えるべき業務改善とは 業務の無駄を見つける5つの切り口、古い仕組み、目的不明、会議・調整、過剰対応、空気の仕事について AIを入れる前に、自社のどの業務に無駄があるのか当たりをつけられる 仕組みで改善しやすい無駄と、個別対応が必要になりやすい無駄を分けられる 今回は、AI活用そのものの話というよりも、AIを使う前に会社の中で見直しておきたい「無駄」について。 最近はAIの話題が本当に増えました。私自身、AIには大きく二つの使い方があると感じています。 一つは、できることを掛け算のように増やしていく使い方 もう一つは、今ある業務の無駄を減らしていく使い方 ただ、「無駄を減らしましょう」と言うのは簡単です。 難しいのは、実際に自社の業務の中から、どれが無駄なのかを見つけること。 なんとなく無駄な気はする。けれども、誰かの役に立っているような気もする。ここまでやる必要はないかもしれない。けれども...
594
June 22, 2026

第594回:AI検索が奪っているのは「アクセス数」だけではない、見込み客育成の変化・デメリットとは?

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) AI検索の影響は、単なるアクセス減ではなく「判断基準を提案する機会」 コンテンツマーケティングにおける、比較・選び方・理解の場はWebサイト上では機能しなくなった 中小企業が今後前提に置くべき、サイト上の見込み客育成(ナーチャリング)の流れ 今回のテーマ:AI検索が奪っているのはなに? AI検索が広がることで、企業から失われているのはどのプロセスか、という内容です。主としてコンテンツマーケティングの観点です。 「サイトへの流入が減る」「検索キーワードが見えにくくなる」「Google側のツールが対応しておらずブラックボックス状態」といった話。もちろんそれらもAI検索による影響として重要であり事実です。ただ、私が現場で「最も大きい」と感じているのは、そこではなく。 結論から言えば、AI検索が大きく変えているのは、ユーザーが「情報を探しながら、自分なりの判断基準を作っていく」プロセスです。 売り手側から見れば、見込み客育成・リードナ...
593
June 15, 2026

第593回:中小企業のAI活用の現状を商工中金のデータから読む、そして本当に必要な「要素」とは何か?

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 中小企業のAI活用が、個人利用や事務作業の効率化以上に波及しづらい理由 「会社としてAIを導入すれば成果が出る」という見方への注意点 AI活用で必要になる「改善後の姿」の描き方 情報収集、予算、人材、定着の課題を分けて考える視点 中小企業が今からAI活用へ踏み出すための現実的な始め方 今回は、中小企業がAIをどう活用していけばよいのか、というテーマです。AIを個人では使っている。メールの下書き、要約、議事録、ちょっとした調べ物には使っている。でも、会社として経営にインパクトが出ているかというと、そこまでは行っていない。そういう相談は、実際にかなり増えています。 商工中金が公開している中小企業向けの生成AIに関する調査を見ると、まさにその現場感が出ています。 個人判断で使っている企業は多い。一方で、会社全体の業務フローを変えるところまでは、まだ進みきっていない。このギャップをどう考えるかが、今回の大きなポイントです。 私が強く...
592
May 17, 2026

第592回:Google AI ModeとChatGPT Searchの引用元の変動はどれくらい?

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 引用元は安定しているように見えて、実際にはかなり入れ替わっています。Google AI Modeでは週ごとに半分程度、ChatGPT Searchでは4分の3程度が入れ替わるという数字を見ると、単発の露出に一喜一憂するのは危険です。 AI検索の引用元は、見た目よりもかなり速い周期で入れ替わっている Google AI ModeとChatGPT Searchでは、引用元の数も安定性も大きく違う ニュース性のあるコンテンツより、意思決定やサービス理解に関わるコンテンツの方が残りやすい AI検索対策の指標は、単発の露出ではなく、一定期間での継続的な残り方で見るべき AI検索における「引用元」AI Citation Drift 今回は、AI検索における「引用元」の話です。AI検索やAIモードで、自社の情報が引用されるかどうかは、Webマーケティング上かなり大きなテーマになっています。実際、AIOやGEOのような言葉で営業提案を受けている...
591
May 8, 2026

第591回:AIに伝わるWebサイトへ 中小企業が次のリニューアルで持つべき視点

Podcastを今すぐここで聞く このPodcast/書き起こしで得られること(要点) AIエージェント時代のWebサイト対応は、AI検索での露出対策とは別の話として重要度が高い HTMLの意味付けやアクセシビリティが、AIにとっての理解しやすさに直結する可能性が高い(Googleブログによると) 人間向けの見た目だけでなく、AIが操作しやすいレイアウトや導線が重要になる 小手先の見せ方より、標準的で分かりやすい構造と中身で戦う時代に入る ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は、AIエージェント時代に向けて、Webサイトをどう整えておくべきかという話です。 最近は、情報探索や情報収集をAIに任せる場面が増えています。さらに踏み込んで使っている方であれば、意思決定のための材料集めをAIがかなり担うようになってきたことを、すでに体感しているのではないでしょうか。 そうなると、Webサイトは「人が直接見に来る場所」だけではなくなります。AIが情報を取りに来る。AIがブラウザを操作する。その前提で、自社のWebサイトをどう整えるかを考える必要が出てきます...
590
April 7, 2026

第590回:[現場から]中小企業がAIツール導入で失敗しないために、最初に見直す6つの判断軸

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 AIツールの話になると、どれを選べばいいのか、無料版で十分なのか、自動化まで一気に進めたほうがいいのか、といったご相談を本当によくいただきます。実際には、中小企業のAIツール活用は、難しいことから始めないほうがうまくいきます。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 中小企業のAIツール活用で押さえておきたいのは、 まず使ってみる 有料版で実力を見極める 真似から入って使い方を自分の仕事に寄せていく 自動化は最初はシンプルな物から 外部公開は気をつけて ブラウザ操作は気をつけて 便利さだけを追いかけるのではなく、現場で使い続けられる形に落とし込んでいくと、AIは十分に力を発揮してくれます。 中小企業のAIツール活用は、悩む前にまず触ってみる 最初にお伝えしたいのは、悩んでいるなら使ったほうがいい、ということです。今はChatGPT、Gemini、Claude、それからGrokやCopilotのように、選択肢はいくつもあります。どれが絶対に正しいかという話ではな...
589
March 17, 2026

第589回:Web活用・データ活用できない会社の原因を「個人のスキル不足」と決めつけることについて

Podcastを今すぐここで聞く データ活用できない会社の本当の原因は「個人のスキル不足」ではない AIや業務効率化、さまざまなシステム活用の話題が飛び交う昨今、それらをうまく取り入れている会社と、どうにも手が出せない会社がきれいに分かれてきている印象があります。 成功事例として持ち上げられるように、スムーズに進んでいるところ、そこそこ実現できている実感があるところもある。 一方で、現場としても経営層としても「どうも活用できない」と感じている会社さんも少なくない印象です。 どちらの会社さんからもご相談をいただく中で、両者の違いや課題について考えることが増えました。そこで今回は「どうすればデータを元に動ける組織になれるのか」というテーマで、現場で感じていることをお伝えします。 「リテラシーが低い」「意識が足りない」で片付けてはいけない データ活用というと、どうしても算数や数学的なイメージがつきまとい、うまくいかない原因を「リテラシー不足」「意識が低い」「主体性がない」といった個人の課題に集約しがちに感じます。 しかし、現場に入ってみると、そういうところ以前の課題が横たわっ...
588
March 6, 2026

第588回:その勝手ランキング・比較・○○選記事、大丈夫ですか?|Google評価とAI時代の新リスク

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、勝手ランキングや比較記事、○○選記事のようなセルフプロモート型のページが、なぜ今あらためて見直しの対象になっているのかを、現場で見えてきた変化とあわせてお伝えします。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 自社をよく見せる「前提」で作られた、セルフプロモート型の記事はリスクが高くなっています。Googleも厳しく見てくる動きが現れ始めています。 また、今は検索だけでなく、生成AIでの再参照や情報探索が一気に広がっています。そのため、法的な見られ方、そして読者の信頼まで含めて、短期的な露出より長く残るデジタルタトゥーを警戒すべきです。 自作自演的なランキング記事が少しでも話題になれば、あるいはそう言った業者に対する風当たりが強くなれば、そこに依頼しているあなたも、未来に続く営業負債を抱えてしまうかも知れません。 要点 ランキング形式そのものが問題なのではなく、独自性や一次情報のないセルフプロモート型の作り方が危うくなっています。 一時的に見つかりやすくなったとして...
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Feb. 26, 2026

第587回:AI時代のスキルアップに必須な“生の経験の蓄積”を急いで行おう

Podcastを今すぐここで聞く ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 AI時代に伸ばすべきは、知識よりも「生の経験」 AIが社会を大きく変えていく今、スキルアップに何を選べばいいか迷うという声をよく聞きます。コミュニケーションやプログラミングなど候補は多いですが、現場でAI活用の差を見てきた私の結論は一つ、「生の経験を積み重ねること」です。 AIを使って成果を出せる人ほど、もともと自分の中に「やってきた量」があります。営業でも制作でも開発でも、泥臭く手を動かしてきた人は発想の幅が広く、AIへの指示の出し方そのものが変わります。 AIの返答の質を決める重要な要素「考えるフレーム」 AIの返答が「なんか違う」と感じるとき、多くの場合その原因は「どこからどこまで考えるか」という範囲のズレです。これはAI分野で「フレーム問題」と呼ばれる考え方に近く、AIは指示がなければいくらでも思考範囲を広げてしまいます。つまり、AIに「どこまで考えてほしいか」を明示できるかどうかが、成果の分かれ目です。 実践経験があると、AIに渡す条件が具体的になる 経験がある人はAIに対...
586
Feb. 19, 2026

第586回: AIから思った答えが出ないとき、依頼を具体化する2つの力と練習法

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。対話型AIを使っても、思った結果が返ってこない。凡庸なものしか出ないし、調整したいけれど、どう伝えればいいか分からない。そんな悩みを持っている方は多いですし、私も日々悩んでいます。 品質を上げる方法はいろいろありますが、今回はビジネスをする上で、どんな力を伸ばすとAIからいい結果を得やすくなるか、というお話です。私が現場で感じているのは、作りたいものを言葉にする力と、相手に合わせて伝え方を変える力が大きく関わっているということです。 AIへの指示が、ぼんやりしていないか AIそのものの知識は、もちろんあった方がいいです。G検定などで学ぶ知識も、背景を理解したり、システムを組んだりするときには役立つでしょう。ただ、AIをうまく使うという観点では、それだけで劇的に変わるわけではないと、私は感じています。 うまくいかない方のプロンプトを見せていただくと、結構ぼんやりしていることがあります。文章をWebページにしたいときに「分かりやすいテキスト記事にしてください」とだけ書いてある。画像なら「この説明を、みんなに分かりやすいA4のものに...