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May 20, 2021

第288回:Googleマップの機能追加から見える、中小企業が早めに着手すべきこととは?

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は、Googleマップの機能追加から見えてくる、中小企業が今のうちに着手しておきたいことを整理します。ポイントは、Googleマップを単なる地図だと思わないことです。現実世界の情報をより細かく載せ、しかもその人に合う形で見せる入口へ変わっていく中で、店舗やオフィスの見せ方そのものが、ますます重要になります。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) Googleマップは、地図表示の道具から、現実世界の情報を扱う入口へ進化していると分かる。 詳細な地図、ライブビュー、混雑可視化、時間帯や状況に応じた表示など、見る前提が変わっていくと整理できる。 来店前や問い合わせ前の段階で、見た目や雰囲気で判断される比重がさらに上がると見えてくる。 ローカル集客は数字だけで追うのが難しくなり、現場感覚やお客さま目線の定性的な調整が重要になると理解できる。 地図ではなく現実への入口 今回の話でまず強調されているのは、Googleマップがどこへ向かっているかです。昔の地図は、道と場所を単純化して示すものでした。けれど今のG...
May 14, 2021

第287回:プライバシー保護が強くなり追跡できなくなるWebの中で中小企業が思考すべきこと

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は、プライバシー保護が強まり、追跡型の広告が使いにくくなっていく中で、中小企業は何を考えるべきかを整理します。話の中心は、広告のテクニックではありません。もう「少し出せば何とかなる」という時代ではなくなりつつある中で、広告との付き合い方そのものを決め直す必要がある、という実際の現場的な話です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 追跡型広告が弱くなる流れは一時的ではなく、ひっくり返しにくい前提だと理解できる。 広告の最適化はAI任せに見えても、実際にはデータ量と予算がないと十分に回らないと分かる。 中小企業の現実的な道は、広告に頼らない集客基盤を育てるか、広告費を吸収できる商品設計へ寄せるかの二方向に整理できる。 単発で少額の広告をつまみ食いするより、方針を決めてリソースを寄せる方が健全だと見えてくる。 脱追跡で変わる広告の前提 これまでのネット広告は、クッキーなどを使って、見たページや興味関心に応じた広告を追いかけるやり方が非常に強力でした。いわゆるリターゲティングやリマーケティングが効きやす...
May 6, 2021

第286回:Googleプロダクトレビューアップデートを対岸の火事と思ってはいけない

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は、Googleのプロダクトレビューアップデートを、レビューサイトだけの話で終わらせないための整理です。私が言いたいのは、このアップデートは商品比較サイトへの注意喚起であると同時に、これから全ての商品・サービス紹介ページに求められる水準を先回りで示している、ということです。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) プロダクトレビューアップデートは、アフィリエイト系サイトだけでなく、自社の商品やサービス紹介ページにも関わる視点だと分かる。 専門性、独自情報、比較、定量評価、メリットとデメリットなど、買い手の判断を助ける情報の厚みが必要です。 デメリットを書かない方が得ではなく、合わない人を先にふるい分ける方が長期的には健全だと見えてくる。 レビュー系サイトでは、ページ単体だけでなく、サイト全体の信頼や作成者情報、アフィリエイト表記まで含めて見直す必要があると理解できる。 対岸の火事ではない 名前だけ見ると、このアップデートは商品レビューサイトや比較サイト向けに見えます。ですが今回の話では、そこだけに限...
April 22, 2021

第285回:生物の歴史から考える、これからの企業が生き残るために必要な姿勢と行動

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は、生物の歴史に学びながら、これからの企業が生き残るために何を持つべきかを整理します。結論を先に言えば、単一の売り方や単一の事業に賭けるのではなく、社内に多様性を持ち、日常的に新しい事業の種を育てていく姿勢が欠かせない、という話です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) コロナ後に元の世界へ戻る前提ではなく、次の大きな変化が来る前提で事業を見る必要があると分かる。 生物が生き延びてきた理由として語られる「多様性」が、企業にもそのまま当てはまると整理できる。 多角化は大げさな新規事業ではなく、まずは社内で事業の種を貯め、育てる習慣から始められると見えてくる。 何を売るかではなく、なぜそれをやるのかという根っこから考えることで、多様性のある展開が作りやすくなる。 変化が前提になる経営 まず押さえておきたいのは、コロナが落ち着いたら前と同じ世界に戻る、と考えない方がいいという点です。消費活動が一部戻ることはあっても、人と人との接触が難しくなる出来事や、大きな災害、社会全体を揺らす変化は、これからも起こ...
April 12, 2021

第284回:Googleのプロダクトレビューアップデートから受け取るべきは「コンテンツが作れる仕組み」の必要性

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は、Googleのプロダクトレビューアップデートをきっかけに、これからのコンテンツ作りで何を受け取るべきかを整理します。レビューサイトだけの話に見えますが、本質はもっと広く、日々の事業の中でどうやって付加価値あるコンテンツを生み出すかという話です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 今回のアップデートは、薄い比較記事が厳しくなるというだけでなく、検索全体が求める価値の方向を示していると分かる。 メーカー情報の言い換えやスペックの並べ替えでは、もう役目を果たせないと整理できる。 無理やりひねり出すコンテンツ運用は限界で、自社が本当に出せる情報領域を見直す必要があると理解できる。 必要なのは、一次情報が自然に集まり、記事化まで流れる「コンテンツが作れる仕組み」だと見えてくる。 アップデートの表面だけで終わらせない 今回取り上げられているのは、商品レビューや比較記事に関するアップデートです。表面的にはレビュー系のサイトの話に見えます。しかし私が強調しているのは、ここで見るべきなのは対象範囲そのものよ...
March 30, 2021

第283回:動画活用の最初の一歩は、社内向けの一本から

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 「動画を自分たちで撮影して、編集して、使ってもいいのでしょうか」。こういうご質問をいただくことがあります。ちゃんとしたもの、きれいなものを作らなければいけないのでは、と心配されるんですね。 今回は、中小企業が自分たちで動画を作れるようになるには、どこから始めたらいいかという話です。いきなり外へ出す動画を作ろうとすると、二の足を踏んでしまいます。まずは、内向きの動画を作ってみていただきたいと思います。 すべてをテレビのように作る必要はない もちろん、きちんと撮影した方がいいものはあります。例えば、高額な宝石や装飾品、住宅や設備などですね。照明をきちんと当てることで、商品の良さや正しい価値が伝わるものもあります。そうしたものは、ちゃんと撮った動画が一つあり、その周りに、もう少し生っぽい動画があるという形でもいいでしょう。 商品やサービスによって考える必要はありますが、動画の専門会社が作ったものと比べて、素人っぽいから出してはいけないということではありません。 きれいに作り込むこと以上に、嘘のない情報を見たいというお客様の声も...
March 18, 2021

第282回:オンライン接客を対面の再現で終わらせない。非対面ならではの価値を作る

オンライン接客を始めたものの、対面のときのように伝わらない。お客様の反応もつかみにくい。そんなとき、対面でやっていたことを、そのまま画面越しに再現しようとしていないでしょうか。 ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。私は、非対面の接客を考えるときには、非対面だからできることから組み立ててみることをお勧めしています。その方が、お客様にとっても選ぶ理由のあるサービスを作りやすいからです。 対面と同じにすることを、目標にしない 対面ではできたのに、画面越しではできない。そうした違いはあります。相手の様子の見え方も違いますし、商品に触ってもらうことも、同じようにはできません。 ここで対面を理想の状態に置いてしまうと、「足りないものをどう埋めるか」ばかり考えることになります。でも、自分たちの工夫だけでは埋められない違いもあるんですね。 非対面という条件を受け入れたうえで、お客様に何を提供できるかを考えてみてください。対面との違いを減らすことだけが、良い接客を作る方法ではありません。 私もご相談を受けるときには、やり取りの仕方まで含めて、非対面で提供するサービスを組み立て...
March 12, 2021

第281回:[後半]中小企業がアフィリエイト広告を考える時に気をつけるべきポイント

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は前後編の後半として、中小企業がアフィリエイト広告を使うときに見落としやすいリスクを、法律面と技術面、そして信頼形成の観点から整理します。前半でも勧めにくいとお伝えしましたが、後半を聞くとその理由がさらに重く見えてきます。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) アフィリエイト広告は、違法な表現を自社で作らなくても、「任せっぱなし」の管理不足が問題になり得ると分かる。 Cookie などの追跡が難しくなる流れの中で、成果計測と承認の仕組み自体が不安定になりやすいと整理できる。 アフィリエイト広告は、顔の見えないインフルエンサー施策に近く、信頼形成の面でも扱いが難しいと理解できる。 密に連携するパートナー型なら別だが、不特定多数に案件を開く形は中小企業ほど危ういと見えてくる。 任せ方そのものが責任になる 後半でまず強く語られるのは、法的な責任の重さです。アフィリエイターが勝手に書いたことだから自社は関係ない、とはなりにくい。むしろ、管理しなかった側として見られる余地がある、という話です。 違法な表現...
March 10, 2021

第280回:[前半]中小企業がアフィリエイト広告を考える時に気をつけるべきポイント

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 今回は、中小企業がアフィリエイト広告を考えるときに、最初に押さえておきたい前提を整理します。知り合いが成果を出している、昔はよく聞いた、今でも相談が来る。そういうテーマではあるのですが、私は少なくとも管理し切れない会社には勧めにくいと考えています。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) アフィリエイト広告は、今のマーケティングで重視される「売り手と買い手の距離を縮める流れ」と逆向きになりやすいと分かる。 売れるのは案件に深くコミットする一部であり、何となくバナーを貼るようなやり方はもう厳しいと整理できる。 顧客との最初の接点を自社で制御しにくいため、信頼形成が難しくなると理解できる。 不適切な表現が出たときは、任せた側の管理責任が重くなるので、安易に始めるのは危ういと見えてくる。 アフィリエイト広告の仕組みと誤解 まずアフィリエイト広告は、自社の商品やサービスを、自社ではない第三者の媒体で紹介してもらい、売れたり資料請求につながったりしたら報酬を支払う仕組みです。ブログやサイト、時にはSNSなどの媒体...
March 4, 2021

第279回:コンテンツの費用対効果をどう判断する?まず営業全体のコストを把握する

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 コンテンツを作っているけれど、それにかけた分だけの効果はあるのか。経営者や営業部門の方から、そう聞かれて困ることはないでしょうか。 アクセスが増えたとしても、「それはうちの売上に役立っているの?」と聞かれると、説明が難しい。特に、会社を知ってもらう入口のコンテンツでは、そういう悩みが出てきます。 ただ、私がその前に確認したいのは、自社の営業やマーケティングに、今どれくらいの費用がかかっているかです。Webだけに費用対効果を求める前に、比べるための数字を持っているか、という話をしたいと思います。 アクセスの増加だけで、コンテンツの価値を説明しようとしない 商品やサービスのよさ、ほかとの違いを知ってもらうには、いろいろな形のコンテンツが必要です。ただ、作ったものが読まれたからといって、それだけでかけた費用を回収できたとは言えません。 会社のことをまだ知らない方に読んでもらう記事では、情報を得て帰る人もいます。そこで「いろいろな人の役には立っているかもしれないけれど、うちの売上にはつながっていないよね」と言われてしまうことがあ...
Feb. 27, 2021

第278回:事業再構築補助金は使わなくてもブレストのネタとして使うべし

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 事業再構築補助金を申請しない場合でも、経営の棚卸しと発想転換の材料にできる。 電子化が一気に進む流れの中で、中小企業が外せない前提を押さえられる。 自社の強みを文字だけでなく、もっと大きな発想で捉え直す方法のヒントが得られる。 補助金の話になると、どうしても「使うか使わないか」だけで終わりがちです。しかし本当に価値があるのは、その制度が投げかけている問いの方かもしれません。今の事業を続けるだけでよいのか、自社の資産を別の形で使えないか。そうした問いを強制的に考えさせてくれるからです。 今回は、電子契約の広がりと事業再構築補助金という二つの話題を入り口にしながら、中小企業が今どんな前提で動くべきか、そして補助金をどう思考の材料に変えるかを整理します。 変化は思った以上に速い まず押さえたいのは、電子化の浸透が想像以上に速いことです。電子署名やオンライン提出の仕組みは、以前よりずっと受け入れられやすくなっています。これまで紙や対面が前提だった手続きも、少しずつネット経...
Feb. 17, 2021

第277回:様々な縁が切れていく時代にWebで売るために2020年代に必要なこと

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 2020年代にWebで売るうえで、機能や価格だけでは足りない理由が分かる。 地域や会社など既存の帰属が弱まる中で、商品が担う役割を捉え直せる。 中小企業が今のうちに試すべき「世界観づくり」の方向が見えてくる。 これからWebで物を売るうえで大事なのは、商品説明をうまくすることだけではありません。もっと手前にあるのは、その商品やサービスが、買う人にとってどんな立ち位置を持つのかということです。 今は、地域、会社、職種といった、かつて人を支えていた帰属の土台がゆるみ続けています。そこへコロナ禍やリモート化が重なり、どこに属しているのか、何を拠り所にしているのかが見えにくくなりました。そうした時代には、商品そのものの機能よりも、その先にある物語や世界観が、選ばれる理由になりやすくなります。 付加価値が主役へ反転した時代 昔から「付加価値が大事」と言われてきました。ただ今は、その付加価値が主戦場になっています。最低限の欲求を満たす商品やサービスは、すでに世の中にあふれてい...