Episodes
June 13, 2022
[22/06/13]そのゴールデンサークルは繋がっているか?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。今回は、ゴールデンサークル理論をホームページや情報発信にどう生かすかを、よくある誤解も含めて整理します。大事なのは、きれいな理念を掲げることではなく、その理念が商品やサービスまで本当に繋がっているかどうかです。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) Why が売り文句そのものではなく、商品価値の感じ方を変える材料だと分かる 理念やビジョンが浮いてしまう会社に何が足りないかを整理できる 自社の発信やホームページで、Why と What の接続を見直す視点が手に入る Whyの役割 ゴールデンサークル理論というと、「消費者は企業の理念なんて気にしていないのだから、Why はもう古い」という受け止め方をされることがあります。確かに、お客さまがまず知りたいのは、自分の課題を解決してくれるのかどうかです。この点はその通りです。 ただ、似たような商品やサービスが並ぶ中で、毎回スペックや条件だけを細かく比較して判断する人ばかりではありません。そこで効いてくるのが、なぜその会社がその事業をしているのか、他の活動とどう繋がっ...
June 9, 2022
第330回:「経営目線の情報収集」を行う時のポイントとは?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 経営目線の情報収集で最初に外すべき思い込みが分かる 今の延長線ではなく、10年後20年後から逆算して情報を見る大切さが整理できる 情報収集を実際の現場に変えるための習慣化、言語化、一元管理の意味がつかめる 情報収集は大事だと分かっていても、日々の業務に追われていると、どうしても今すぐ必要な情報だけを追いがちです。ただ、それだけでは経営に効く情報収集にはなりません。今回の話の中心にあるのは、経験則が通じにくい時代だからこそ、未来の姿から逆算して情報を集める必要がある、という点です。 しかもその情報収集は、ただニュースを眺めることでは終わりません。自分たちの可能性を狭く見ず、集めた情報を言葉にし、あとから見返せる形にして初めて、経営判断につながっていきます。 経験則をいったん外す まず前提として置かれていたのが、今の延長線上に未来はないかもしれない、という感覚です。今の受注状況なら数年は大丈夫だろう、これまでこうだったから今回も同じだろう、という考え方・方向性は、変化...
June 5, 2022
第329回:2022年5月下旬のGoogleコアアップデートから見えるこれからのWebコンテンツ作成のあり方
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 2022年5月下旬のGoogleコアアップデートを踏まえ、これからのコンテンツ運用で何を見直すべきかが分かる 新規記事をただ積み増すやり方が厳しくなっている理由が整理できる 自社の専門領域を濃く保ち、既存資産を育てる発想へ切り替える必要性が見えてくる コアアップデートのたびに、順位が上がった下がったという話は出ます。ただ、個別の順位変動を追うだけでは、これからのコンテンツ作りの方向までは見えません。今回の変化を見ていて強く感じたのは、ひたすら記事を積み上げる時代はかなり厳しくなってきた、ということです。 ここで言いたいのは、もうコンテンツを作らなくていいという意味ではありません。そうではなく、新規追加だけを正義にしていた考え方を改め、自社の専門領域を濃く保ち続ける運用へ軸を移すべきだ、という話です。 量を積み増すだけでは伸びにくい これまでのコンテンツ施策では、関連語を広く拾い、記事数を増やし、入り口をたくさん作るやり方がよく使われてきました。立ち上がりの段階では...
May 30, 2022
[22/05/27]家具業界の市場規模の伸びと結界の話をもう少し掘り下げてみる
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 家具市場の伸びを、単なるコロナ需要ではない視点で考えられる 人が自分を確認するために空間へ何を求めるかが見えてくる 機能だけでは差別化しにくい商品で何を訴求すべきかのヒントになる 家具市場が伸びている理由として、リモートワークや在宅時間の増加はよく挙げられます。もちろんそれも一因ではありますが、今回の話では、そこだけに原因を寄せてしまうと見落とすものがあるとしています。 焦点になっているのは、もっと心理的な側面です。人はなぜ家具にお金を使うのか。なぜ家の中を整えたくなるのか。その背景を、自分と外界との境界、自分を確認するための空間という観点から掘り下げています。 一時的な需要だけでは説明しきれない コロナで家にいる時間が増えた、リモートで背景が見えるようになった、単身世帯が増えた。こうした説明は分かりやすいものです。ただ、家具市場はここ十年ほど伸び続けており、一時的な事情だけで片づけるには無理があります。 しかも、リモート会議では背景をぼかしたり、白い壁を選んだ...
May 26, 2022
第328回:AIが進化すると、Web○○という言葉は過去の物になる
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) AIの進化が、Webという仕事の境界そのものを揺らし始めている理由が分かる これから「Web担当者」や「Web活用」という言葉が実態とずれていく背景が見えてくる AIに置き換わるかどうかではなく、AIをどう使う側に回るかが論点だと整理できる AIはWebの世界を便利にする技術だ、と捉えられがちです。もちろんその面もあります。ただ、ここ数年の進化を見ていると、単なる機能追加では済みません。むしろWebという枠の内側と外側を分けていた壁そのものを壊していく存在として見たほうがしっくりきます。 この変化は、サービスを提供する側にも、社内で担当を置く側にも関係があります。今までならWeb担当者、Web活用、Webコンサルティングと分けて呼べたものが、だんだん実態に合わなくなっていくからです。 Webの仕事は、もともと境界を広げ続けてきた この流れは突然始まったわけではありません。たとえば昔のアクセス解析は、ログ解析に近い狭い話でした。それが次第にWeb解析となり、さらにデ...
May 19, 2022
第327回:中小企業にお勧めのCoreWebVitals対策・押さえたい情報と背景とは?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) Core Web Vitalsを、順位対策だけでなくユーザー体験の改善として捉える視点が分かる 情報の考え方・方向性に振り回されず、まず何から手を付けるべきかが分かる 中小企業の現場で効果が出やすい対策と、過度に期待しないほうがいい部分が整理できる Core Web Vitalsという言葉だけが先に広まり、順位に効くらしい、高速化しなければ危ないらしい、と不安だけが大きくなっているケースは少なくありません。けれども、これを単なるSEOの恐怖訴求として受け取ると、判断を誤ります。 大事なのは、検索順位を劇的に動かす魔法の指標だと思わないことです。その一方で、だから無視していいとも考えないこと。来訪者にとって見やすく、使いやすく、ストレスの少ないサイトにする。その延長線上で取り組むのがちょうどいい位置づけです。 順位要因としては過信しない Core Web Vitalsは、検索順位にまったく関係ないわけではありません。ただ、それだけで順位が大きく跳ね上がるほど重い要因...
May 16, 2022
[22/05/12]問合せフォーム営業どうなってる?1000のうち997を気にすべき、WPのシェアダウンについて、などなど
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 少数の反応だけを見ると判断を誤る理由が分かる 問い合わせフォーム営業やメール配信で見えにくい損失を考えられる WordPressのシェア低下を使い勝手の観点から捉え直せる 今回の話題は一見ばらばらです。問い合わせフォーム営業、メール配信のリスト、WordPressのシェア低下。ですが、通して流れているのは、反応した一部だけを見ていると全体を見誤る、という視点です。 目の前で数字が取れた、数が多い、導入実績がある。そうした分かりやすい指標だけでは、本当に起きていることは見えてきません。むしろ、反応しなかった多数や、離れていった人たちに目を向ける必要がある。今回の内容はそこに通じています。 問い合わせフォーム営業の問題 最近、問い合わせフォーム営業が少し減ったのではないか、あるいは届きにくくなっているのではないか、という感触から話は始まります。検索結果やサジェストにもネガティブな言葉が増え、困っている人の声も表に出やすくなってきました。 つまり、やっている側が思って...
May 10, 2022
第326回:正直今のTwitterなどSNSは、準備無く気軽に手を出して良い場所ではない
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 今のSNS、とくにTwitterを中小企業が気軽に使うべきではない理由が分かる SNSは万能な集客手段ではなく、場の空気と露出範囲を見て使い分ける必要があると分かる 無理に広く見せるより、関係のある人にだけ届く使い方のほうが現実的だと見えてくる SNSはとりあえず始めたほうがいい、と言われがちです。けれども今の状況を見ると、とくに中小企業が準備なく飛び込む場所ではないと感じます。気軽に露出を増やせるように見えて、実際には火種の多い場になっているからです。 今回は、SNS全体を否定したいのではなく、付き合い方を見直したほうがいいという話です。どこに出るか、何を出すか、誰に見せるか。この整理をしないまま始めると、得られるものより消耗のほうが大きくなります。 Twitterが「気軽な発信の場」でなくなった理由 以前のTwitterは、時系列で流れる情報の中に自分の発信を置いておける場所でした。ところが今は、おすすめ表示や関連表示の影響が強く、対立や攻撃的なやり取りが目立...
April 28, 2022
第325回:Web活用法の第一歩を学ぶなら、Google公式教材サイト「デジタルガレージ」がオススメ
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) Web活用を学び始めるときに、最初の教材へ何を求めるべきかが分かる Google公式教材を、知識の暗記ではなく自社の行動につなげる使い方が分かる 最初から細かい手法へ入りすぎる危うさと、遠回りに見えて実は近道になる学び方が見えてくる Webやデジタル活用を学びたいと思っても、最初の一歩で迷う方は多いと思います。セミナー、書籍、資格、動画教材と入口はいくつもありますが、最初に大事なのは細かい技術を覚えることではありません。まずは、この世界がどういう地図になっているのかを、「かたより」すぎずに見渡せることです。 その意味で、今回おすすめしたいのがGoogleの公式教材サイトです。特に最初の一歩としては、全体像をざっくりつかむのにちょうどいい。無料で始められて、進捗も追いやすく、社内学習にも使いやすいので、これから学ぶ人にも勧めやすい教材です。 最初の教材に必要なのは、深さより地図 学び始めの段階で怖いのは、特定の考え方や手法に引っ張られすぎることです。最初の入口が偏っ...
April 25, 2022
[22/04/23]改めて現場的なWordPressの善し悪しを考える
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) WordPressの良いところと難しいところを現場目線で整理できる 「自分で更新できる」は簡単ではないという前提を持てる WixとWordPressをどう使い分けるかの考え方が分かる WordPressはよく知られた選択肢ですが、使いやすいかというと話は別です。今回の内容では、詳しい人がいない企業で運用する前提に立って、WordPressの現実的な良し悪しがかなり率直に語られています。 ポイントは、WordPressは強力だが放っておいてうまく回る道具ではない、ということです。そこを曖昧にしたまま導入すると、運用で困るか、逆に囲い込まれた作りになって自分たちで触れないサイトになりがちです。 最初に押さえるべき難しさ 「HTML不要」「ノーコードで更新できる」と聞くと、すぐに自分たちで運用できそうに見えます。ですが実際には、管理画面の入り口がばらばらで、メニューやサイドバーの編集場所も分かりづらく、英語のまま残ったままところもあります。 つまり、自分でできることは...
April 20, 2022
第324回:Webコンテンツを資産にするには、公開後の見直しと管理が必要
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 コンテンツは会社の積み上げ資産になる。定期的に作っていけば、過去の自分たちが、今の自分たちを助けてくれる。私もそうお伝えしてきました。ただ、作ったものをそのまま積み上げるだけでは、負担になる可能性も考えなければいけないと思っています。 今回は、内容が古くなるというだけでなく、読む方の受け止め方が変わることを含めて、公開後のコンテンツをどう管理するかという話です。 一度評価された内容も、同じように読まれるとは限らない Webの文章でも動画でも、一度作って評価されたものが、そのまま役に立ち続ける。そこには、受け取る人の判断基準や価値観が、大きく変わらないという前提があったんですね。 「この会社は良い情報を出している」「面白い会社だな」と感じてもらえた内容でも、別の時期に読まれれば、違う印象になるかもしれません。長い時間をかけて変わるものもありますし、何かの出来事をきっかけに、一つの話題への見方が急に変わることもあります。 公開したときの評価が、これからもそのまま続くとは限らないと考えておきたいんです。ただ数を増やせば良い資産...
April 19, 2022
[22/04/15]経産省の資料「デジタルガバナンス・コード」は必読
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 「デジタルガバナンス・コード」を中小企業の現場目線で読む意味が分かる IT化とDXの違いを、実際の現場で使える形で整理できる なぜ今デジタル活用が避けにくいのか、その前提をつかめる 国の資料と聞くと、大企業向けで、自分たちには遠い話だと感じることがあります。しかも「デジタルガバナンス・コード」という名前では、なおさら身構えてしまうんですよね。ですが今回の話では、この資料はむしろかなり現場の声を踏まえており、中小企業にとっても読む価値が高いと位置づけられています。 特に重要なのは、流行語としてDXを追うことではなく、なぜ変わらなければいけないのかを腹落ちさせることです。その意味で、この資料は単なる制度説明ではなく、経営の考え方・方向性を整える材料になっています。 現場感のある資料として読む価値 資料の中で挙げられている「社長がAIをやると言い、現場が戸惑う」「号令は出るが仕組みが伴わない」といった例は、かなり生々しい内容です。ありがちな掛け声倒れや、危機感の共有不足...
April 14, 2022
第323回:経済産業省のDX・AI導入ガイドブックはWeb活用で悩んでいるなら、一読の価値あり
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) WebやITの活用で迷う会社が、最初に踏むべき整理の手順 いきなり施策やツール選びに入らないほうがよい理由 外部の専門家に相談する前に、自社で持っておきたい視点 今回取り上げられているのは、経済産業省の AI 導入ガイドブックです。ただ、話の本質は AI そのものではなく、未知の技術や新しい手法を自社にどう取り込むかという考え方にあります。だからこの内容は、そのまま Web 活用や IT 導入にも読み替えられます。 ホームページはある、システムも少し入っている。けれど、活用できている実感がない。何をやればいいかも、どこまで自社でやるべきかも曖昧。そうした状態の会社にとって必要なのは、いきなり新しいツールを探すことではなく、導入前の整理を一度きちんと経験することです。 最初に必要なのは、大きく始めることではない Web や IT を活用しようとすると、つい大きな構想から入りたくなります。ホームページを作ったのだから一気に集客も改善も進めたい。システムを入れるのだから...
April 10, 2022
[22/04/07]苦手な分野の記事から役立つエッセンスを得る方法
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 苦手な分野の記事でも、役立つ部分だけを拾う読み方が分かる 手段と表向きの理由を外して、実現したいことを見る重要性がつかめる 自社でもすぐ試せる改善案に落とし込む考え方を持ち帰れる ウェブやITに苦手意識があると、専門用語が並ぶ記事や大企業の事例は、それだけで読む気がなくなりがちです。自分たちには関係ない、規模が違う、難しそうだ。そう感じて閉じてしまうのは自然ですが、それではもったいないと今回の内容は語っています。 大事なのは、記事に書かれているシステムや流行語をそのまま飲み込むことではありません。その奥にある「何を実現したかったのか」を取り出すことです。そこまでできると、苦手な分野の記事でも一気に実際の現場のヒントに変わります。 苦手意識を強めるのは手段の見え方 今はAIや機械学習、クラウドや各種ツールなど、IT的な話題に触れない方が難しい時代です。ただ、中小・小規模事業者の立場でそれらを見たとき、「結局うちには無理では」と感じてしまうことも多いはずです。 その...
April 7, 2022
第322回:高級食パンはなぜ売れなくなったのか?令和時代の露出を考える
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) 高級食パンの失速を、単なる流行終息ではなく露出設計の問題として見る視点 SNSで話題になることと、商売としてうまくいくことが別である理由 自社の商品を誰にどこまで見せるべきかを考えるための基本線 高級食パンがなぜ急速に勢いを失ったのか。この問いに対して、単に「名前が悪目立ちした」「主食に高価格は合わない」と片づけるだけでは、Web活用の教訓としてはもったいないと感じます。今回の話で重要なのは、露出のさせ方と、インターネット上で評価される条件が、商品特性とずれていたのではないかという視点です。 話題になることは、つい良いことのように見えます。ですが、誰に届くかをコントロールしにくいネットでは、露出が増えるほど誤解や反発も増えます。高級食パンの動きは、その怖さをかなりわかりやすく示していました。 SNSで盛り上がっても、世の中全体に広がっているとは限らない まず押さえたいのは、SNSでバズることと、世の中全体に浸透することは同じではないという点です。Twitter で...
March 30, 2022
第321回:情報を集めすぎて選べない買い手と、判断の過程を整理する
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 Webで情報を集めてきたお客様に、私たちはどう接したらいいのでしょうか。情報が足りないというより、たくさんあるけれど、どうしたらいいか分からない。そういう状態で来ていることを、まず前提にした方がいいと思います。 今回は、コンテンツを見てもらった後のやり取りや商談も含めて、お客様が自分で判断するために、どう一緒に考えていくかという話です。私自身の経験からも、情報を次々と渡せば進む、というものではないと感じています。 すでにお腹いっぱいの方へ、情報を積み増していないか 「こういう情報もありますよ」「新しい資料ができました」「こんな事例もあります」。お客様が知らない情報を提供したり、求められた資料を作って渡したりすれば、自然と話が進むと思ってしまうことがあります。 でも、お客様は会いに来る前に、ネットでたくさんの情報を吸収しているかもしれません。もうお腹いっぱいなんですね。まだ整理できていないところへ、さらに情報を上積みしても、それで何かが解決するとは思いにくいでしょう。 情報を渡す量より、お客様が今、その情報を扱える状態にあ...
March 23, 2022
第320回:リモート活用がうまくいかないときは、よいサービスを受ける側から始める
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 外部の人やサービスに遠隔で仕事を頼みたいけれど、うまく活用できない。ビデオ会議を試してみても、対面とは感じが違って、社内でなかなか受け入れてもらえない。そんなときに、お勧めしたい方法があります。 自分たちでゼロからやり方を考える前に、うまく運営されているオンラインサービスを、お客様として一度体験してみることです。機能の説明を聞くのとは違って、「これなら使えるな」という感覚を持てると思います。 何もかも遠隔にしようとせず、任せられるところから考える 製造業などでは、どうしてもその場で手を動かさなければならない仕事がありますよね。そういう部分まで、無理やり遠隔に置き換えようという話ではありません。 むしろ、そこに人や時間を集中できるように、直接関係のない業務で外部へ任せられることを考える。サービスを使う方法もあれば、遠隔で働いてくれる人を探す方法もあります。 自社で大事にしたい仕事に力をかけるために、ほかの部分の無駄を減らすというイメージを持っていただければと思います。 外部活用の話を聞くと、何でも変えなければいけないよう...
March 15, 2022
第319回:マーケで作った信用資産を失わないためのEmotet対策
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) Emotetが中小企業にも強く関係する理由が分かる なぜ今のEmotetは見抜きにくいのか、その危険性を具体的にイメージできる 信用資産を守るために、最低限どこから手を付けるべきか整理できる 今回のテーマは、集客や販促ではなく守りの話です。どれだけマーケティングで信用を積み上げても、セキュリティ事故が起きれば一気に崩れることがあります。とくに今回取り上げるEmotetは、オフィスファイルを使ったやり取りが多い会社なら、規模に関係なく現実的なリスクになりえます。 Emotetが厄介な理由 仕組み自体は昔からあるメール経由のマルウェアに近いのですが、今のEmotetはとにかく見分けがつきにくいのが特徴です。以前の怪しいメールのように、不自然な日本語や露骨な違和感が目立つわけではありません。取引先や関係者を装い、ごく自然な日本語で届きます。 しかも、単にアドレス帳を使って一斉送信するだけではなく、過去のメール本文まで持っていき、その文脈に乗せた返信の形で送ってくることが...
March 8, 2022
第318回:事業者が押さえておくべきWeb業界の現状
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) Web広告代理店や制作会社が置かれている厳しい構造を理解できる 少額案件が断られやすい理由を、感情ではなく仕組みで捉えられる 事業会社がこれから取るべき立ち回りが見えてくる 今回のテーマは、Web業界、とくに広告代理店や制作会社が今どういう状態にあるのかです。ノウハウ紹介ではなく、業界の地形を知る回です。ただ、ここを知っておくと、提案の受け止め方も、発注先との付き合い方も、自社がどこまでやるべきかの判断も変わってきます。 広告代理店が苦しくなる構造 多くの事業会社にとって分かりにくいのが、手数料モデルの苦しさです。たとえば広告費100万円なら20万円が運用費になるとしても、広告費5万円なら1万円しか残りません。ところが運用型広告では、金額が小さくても管理や調整の手間はゼロにはなりません。AI任せに見えても、学習させるための整備や軌道修正、人の判断が必要です。 もともと広告代理店は枠を仕入れて売る商売でした。しかし今の主流は、継続的に運用し続ける広告です。クリエイテ...
Feb. 21, 2022
第317回:Webも先を見越してTV対応も視野に入れる必要性が?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) テレビでYouTubeを見る流れが、企業の情報発信にどう影響するかが分かる 動画活用の主戦場が、検索結果の抜け道ではなくプラットフォーム内の露出へ移る可能性を考えられる その先に必要になる「テレビ対応」の考え方・方向性を持てる 今回のテーマは、テレビでYouTubeを見る人が増えている流れを、企業のWeb活用としてどう捉えるかです。全部がテレビ中心になるという話ではありません。ただ、情報収集の手段がパソコンからスマホへ移ってきたように、共有して見る場面ではテレビが次の接点になる可能性があります。そこを見落とすと、動画の出し方も、その先のホームページの見せ方もずれてきます。 テレビでネット動画を見る行動が普通になりつつある 家庭でも会社でも、大きな画面でみんなで見る方が楽な場面は少なくありません。子どもがいる家庭では、昼や夕方にまず配信サービスを見るという行動が自然に起きていますし、年齢層や機器の扱いに慣れた人が増えれば、YouTubeもさらに入りやすくなるはずです。...
Feb. 18, 2022
第316回:GoogleのMUM(Multitask Unified Model)導入で何が変わる?企業のSEOはどうなる?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) MUMの登場を、単なる新機能ではなく検索の考え方の転換として捉えられる これからのSEOは小手先の最適化より、会社全体の伝わり方と整合性が重要になると分かる 一般企業が今から準備すべきことが整理できる 今回の話は、すぐに使えるテクニックというより、SEOがこれからどこへ向かうのかという大きな流れについてです。GoogleのMUMが示しているのは、検索エンジンが単語や言い回しを読む段階から、言葉の元にある概念そのものを扱う段階へ進んでいるかもしれない、という変化です。もしそうなるなら、SEOの前提もかなり変わります。 変化の核心は「複雑な質問」より「言語を超える理解」 MUMの説明では、一言では答えにくい複雑な質問に答えられることが注目されがちです。ただ今回の中でより大きく扱われていたのは、Googleが言語をまたいで情報を理解し始めているのではないか、という点でした。 ワクチン名のように、世界中で呼び方が違い、言葉も表記もばらばらなものを短時間でひも付けられるのは...
Feb. 9, 2022
第315回:サステナ?SDGs?中小企業が新しいワードに飛びつくタイミングとは
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) サステナやSDGsのような新しい言葉に、いつ飛びつくべきかの判断軸が分かる 中小企業は理念の善し悪しではなく、顧客がその価値を買う段階かどうかで考えるべきだと分かる 今やるべきことと、まだ優先しなくてよいことを切り分けやすくなる 新聞やテレビ、ビジネス誌で新しい言葉が盛り上がると、自社もすぐ動かなければいけないのではないか、と不安になりやすいものです。今回のテーマは、サステナやSDGsのような言葉に中小企業がどう向き合うべきかです。結論から言えば、言葉の勢いに合わせるのではなく、お客さまがその価値を買う段階に来ているかで判断するのが基本です。 新しい言葉に乗るかどうかの判断軸 中小企業がまず考えるべきなのは、その要素を商品やサービスに加えた時、本当に選ばれる理由になるかどうかです。たとえば「サステナビリティに配慮しているので価格は20%上がります」と伝えた時に、それでも買う、仕入れるという反応が返ってくるか。この感触があるかどうかが分かれ目です。 反応は大きく三つ...
Jan. 31, 2022
第314回:アクセス解析のデータを使えば商圏分析も可能?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 このPodcast/書き起こしで得られること(要点) アクセス解析だけで商圏分析をしようとする時の限界が分かる 年齢、性別、地域データをどの程度信じるべきか整理できる 商圏を見るなら、政府統計と現場データを組み合わせる発想が分かる アクセス解析を見ていると、年齢、性別、地域など、かなり細かいことまで分かるように見えます。すると、それをそのまま商圏分析に使えるのではないか、と考えたくなります。ただ今回の結論はかなり、アクセス解析から得られるデータだけで精度の高い商圏分析をするのは難しい、というものです。 アクセス解析の属性データは参考値にとどまる Google アナリティクスなどに出てくる性別や年齢、興味関心の情報は、確定情報ではなく推測を多く含んでいます。Google アカウントにログインしている場合の情報もありますが、それ以外は行動履歴や閲覧傾向から類推している部分が大きく、精度を過信しない方が安全です。 広告運用の中でざっくり比較し、反応差を見る使い方なら意味があります。しかし自然検索や通常のアクセス全体を見て、...
Jan. 14, 2022
第313回:ネットで売る新商品を開発するとき、価値の伝わりやすさをどう考える?
ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。 「新しい商品を開発して、ネットで売りたい」というご相談をいただくことがあります。非対面で売れるものを作りたい、すでに取り組んでいる商品をもっと売れるようにしたい。そうしたときに、共通してお伝えしていることがあります。 それは、商品を作り終えてから売り方を考えるのではなく、開発する段階で「Webで価値が伝わりやすいか」を頭の隅に置いていただきたい、ということです。そこを大前提にしすぎると発想が狭まってしまいますが、まったく考えずに進めると、後で売るための苦労が大きくなります。 商品が目の前になくても、魅力が伝わるかを考える テレビやラジオのショッピング番組を思い出してみてください。商品の品質はもちろん大切ですが、それとともに、魅力を分かってもらうために大変な工夫をしていますよね。 ラジオなら、どんな言葉を使い、どういう言い方をするか。写真なら、どこからどう撮るか。動画なら、何をどの順番で見せ、どれくらいの長さにするか。購入前の不安を消すために、どんな情報を伝えるかも考えています。 みんなが頑張っているのは、商品が相手の目の...